■「物流ニッポン」誌に掲載 (海コン輸送 効率化へ改善策)(5/8)  

ESCOT
「効率化へ改善策」
京浜地区 渋滞・汚染を解消


『東京=石井麻里』
省エネルギー輸送対策会議(ESCOT、藤本治生代表)は7日、東京都港湾局に対し、海上コンテナ輸送効率化に関する要望と提案を行った。京浜地区における渋滞とアイドリングによる環境汚染解消を目的に、トラック会社、船社のネットワーク化をベースとした合理的な空コンテナ輸送の具体案を示すとともに、内陸デポを活用した輸出入コンテナのマッチングや20フィートコンテナを一度に運べるエコ・シャシー導入を求めている。

東京港では、ゲート前の渋滞が慢性化、トラックの待ち時間も2-3時間になっている。輸送効率が悪く、ドレー会社は厳しい経営実態に陥っているだけでなく「ゲート待ちトラックのアイドリングで相当量の二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)が排出され、環境悪化を招いている」と指摘。行政の対応を要求すると同時にESCOTから改善策を示した。

輸出入実入りコンテナよりも制約の少ない空コンテナ輸送でトラック会社、船社、ターミナル会社のネットワークを構築。空コンテナの求車求荷と空シャシーの求荷ニーズをマッチングさせる共通のプラットホームを設け、京浜地区の空シャシー移動状況やコンテナ返却地の情報をWeb上で管理し、無理と無駄のない空コンテナ移動促進を提案した。

プラットホームにより情報の共有化が図られると、東京港から横浜港へ空シャシーで向かう「ついで」に空コンテナを返却したり、船社が輸出荷主のニーズにあわせて移動距離の短い港に返却地を指定する事が可能になる。

ESCOTでは「すでに会員のトラック会社(ヘッド680両、シャシー1100本)はネットワークがある。船社の合意があればすぐにでも試験を実施できる」としている。そらに、間接的に東京の混雑を減らす方策として、40フィート実入りコンテナのハンドリングが可能な首都圏周縁の内陸デポ(太田国際貨物ターミナル、宇都宮国際貨物ターミナル、アルファトランスポート)を利用した輸出入コンテナのマッチングや、20フィートコンテナを2個同時に輸送でいるシャシー普及に向け、行政側の理解と協力体制を求めた。